JA秋田たかのす

JA秋田たかのすの紹介

組合長あいさつ

秋田たかのす農業協同組合 代表理事組合長 小笠原 隆志

組合員をはじめ地域住民の皆様には、日頃私どもJA秋田たかのすをお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。

長期化する新型コロナウイルス感染症は、社会・経済、農業分野にも甚大な影響を及ぼしており、景気回復、経済活動の正常化は依然として厳しい状態が続いております。

そうした中、当JAにおいても、各種会議・研修会・イベントなどの中止または縮小を余儀なくされるなど、各事業においても訪問活動、営農指導等出向く活動は制約された中での事業展開となりました。組合員や地域の皆様にはご不便をお掛けしておりますが、今後も安全に事業を行えるよう万全な感染症予防対策を講じるとともに一日も早い収束を願うばかりです。

令和3年産米の県北作況指数は103の「やや良」となりましたが、コロナ禍の影響等による消費減退、北海道・東北地域の豊作も加わり、主食用米の在庫が過剰となったことから米概算金は大幅に減額となりました。令和4年産米は、需給バランスが崩れ危機的な状況に陥る可能性があることから、北秋田市・上小阿仁村農業再生協議会が提示しております「生産の目安」に沿った作付けを目標に進めて参ります。

第31回秋田県JA大会では、令和4年度からの3ヶ年の基本方針となる大会決議案を決議いたしました。JAグループ秋田が「目指すJAの姿」は、「食」と「農」を基軸とする地域に根差した協同組合であり、組合員とともに秋田県農業を支え、地域住民のくらしに貢献することにあり、「秋田県農業の持続的な発展」「食と農と健康を通じた地域の活性化」「いつまでも必要とされるJA」が決議されました。基本方針・大会決議の実現に向けて取組みを進めて参ります。

県域JA構想については、現在3JAが協議会から離脱しておりますが、当初の県域JAの内容を修正した事業計画や事業運営方針等を策定し、組合員の皆様にお示しする予定でございます。JA自己改革が目指す農業者の所得増大や農業生産の拡大などにつながる取組みは、各JAが単体のままで経営努力していくことには限界があります。また、自己改革を継続していくためには、将来にわたる財務の健全性を確保した経営基盤の強化が必要です。今後も最新状況を適宜お伝えし、組合員の皆様からご意見ご要望をお伺いするようにして参ります。

コロナ禍の予期せぬ社会情勢が続く中で、人口減少・少子高齢化・農業者の減少・超低金利政策による信用事業の収益減少に加えて、本年度からは早期警戒制度に関する対応・自己改革実践サイクルへの取組みなど新たな対応が求められております。役職員一丸となり「地域になくてはならないJA」であり続けるため取組んで参ります。

今後とも、自主・自立の協同組合理念のもと、地域農業振興と地域活性化に取組む組織として事業運営して参りますので、組合員はじめ地域の皆様のなお一層のご理解・ご利用をお願い申し上げます。

令和4年7月

管内紹介

位置

北秋田市と上小阿仁村は地理的には秋田県の北部中央に位置し、南北に長い地形をしております。古くから交通の要衝(羽州街道)として繁栄し、鷹巣は角館に続く秋田内陸縦貫鉄道の北の始発駅であり、また、国・県の出先機関や指導機関が多く、県北地区の行政・経済・文化の中心地として発展してきました。近年は、大館能代空港や日本海沿岸東北自動車道の整備により全国各地とつながり、交流と連携を促進する秋田県の北の入り口として位置づけられています。

自然

北秋田地区の米代川とこれに合流する中小河川の周辺は、古くから肥沃な耕地をなし稲作とともに発展してきました。気候は、内陸性で年較差が激しく、冬季は低温で山間部は積雪量が多いため、森吉地域、阿仁地域は特別豪雪地帯に指定されており、県立自然公園に指定されている森吉山麓を中心に優れた自然景観や清流に恵まれています。

米代川

JA概要

【令和4年3月末現在】
正組合員(法人含む) 5,241人
准組合員       2,958人
正組合員戸数     4,973戸
准組合員戸数     2,087戸


事業量【令和4年3月末現在】
貯金        55,018,314千円
貸出金       4,781,261千円

長期共済保有高 187,392,740千円

販売高       3,341,846千円
(うち米)     2,015,198千円
(うち野菜)     223,154千円
(うち畜産物)    961,453千円

購買品供給高    2,842,128千円