JA秋田たかのす

JA秋田たかのすの紹介

組合長あいさつ

秋田たかのす農業協同組合 代表理事組合長 小笠原 隆志

組合員をはじめ地域住民の皆様には、日頃私どもJA秋田たかのすをお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。

国際的な原油高や資材高騰、食料安全保障への懸念などの地政学リスクは予断を許さない状況であり、更に人口減少・少子高齢化・農業就業人口の加速度的な減少が一層進んでおり農業生産基盤の弱体化が危惧されております。また、新型コロナウイルスが感染症法の5類に引き下げられた事により経済活動は回復基調にあると言われておりますが、我々の地方ではまだまだ経済活動の停滞が続いている状態にあり、生産資材価格の高止まりが農業経営に大きく影響を及ぼす一方、国内農畜生産物は生産コスト上昇分の価格転換が進んでいない状況にあり農業を取り巻く環境は一層厳しい状況にあります。改正された食料・農業・農村基本法への対応を柱にJAのあるべき姿など見つめ直すとともに、社会情勢の変化を注視し、組合員・地域の皆様のご要望・ご期待に十分に応えられるよう引き続き諸課題に取組んで参ります。

令和5年産米については、日照不足による茎数不足、7月の大雨や8月の記録的な猛暑の影響などにより作況指数は96の「やや不良」となりました。高温障害による品質低下やカメムシの被害が見られ収量の減少と等級低下もあり、主食用米の一等米比率は76.2%、契約数量に対する総集荷率は85.4%と厳しい結果となりました。

また、青果物についても大雨と連日の猛暑等で販売数量・金額ともに前年を下回る実績となり、畜産においても市場相場が低調であったことから、一部を除いてほとんどの畜産品目で販売数量・金額とも減少しております。農業者の所得増大、農業生産の拡大につながるよう県・北秋田市・上小阿仁村、さらには市場と連携を図りながら農業振興を進めて参ります。

将来にわたり組合員・利用者のニーズに応え価値提供していくために、不断の自己改革を通じて財務・収支の改善をはかり、持続可能な経営基盤の確立に取組むとともに、基本目標である「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」そして「地域になくてはならないJA」であり続けるため役職員一丸となって取組んでまいりますので、組合員はじめ地域の皆様のなお一層のご理解・ご利用をお願い申し上げます。

令和6年7月

管内紹介

位置

北秋田市と上小阿仁村は地理的には秋田県の北部中央に位置し、南北に長い地形をしております。古くから交通の要衝(羽州街道)として繁栄し、鷹巣は角館に続く秋田内陸縦貫鉄道の北の始発駅であり、また、国・県の出先機関や指導機関が多く、県北地区の行政・経済・文化の中心地として発展してきました。近年は、大館能代空港や日本海沿岸東北自動車道の整備により全国各地とつながり、交流と連携を促進する秋田県の北の入り口として位置づけられています。

自然

北秋田地区の米代川とこれに合流する中小河川の周辺は、古くから肥沃な耕地をなし稲作とともに発展してきました。気候は、内陸性で年較差が激しく、冬季は低温で山間部は積雪量が多いため、森吉地域、阿仁地域は特別豪雪地帯に指定されており、県立自然公園に指定されている森吉山麓を中心に優れた自然景観や清流に恵まれています。

米代川

JA概要

【令和4年3月末現在】
正組合員(法人含む) 5,241人
准組合員       2,958人
正組合員戸数     4,973戸
准組合員戸数     2,087戸


事業量【令和4年3月末現在】
貯金        55,018,314千円
貸出金       4,781,261千円

長期共済保有高 187,392,740千円

販売高       3,341,846千円
(うち米)     2,015,198千円
(うち野菜)     223,154千円
(うち畜産物)    961,453千円

購買品供給高    2,842,128千円